トレーシースポーツではエンジンのオーバーホール作業や修理作業も行っております。
長く乗る為のオーバーホール、より車を楽しむ為のホーバーホール、いつの間にか失ってしまった性能を取り返すと共に
お客様のご要望に合った仕様を検討し、打ち合わせをしながらプランニングから作業完了まで責任を持って作業させて頂きます。
ガソリンエンジンであれば国内外問わずメーカーは問いません。お気軽にご相談ください。
-作業の流れ-
打ち合わせ
まずは現状と全体的なご要望をお伺いします。
その上で見積書を発行し、おおよその料金をお伝えします。
仕様が決まるまで何度かのやり取りをする事がほとんどです。
入庫
お車をお預かりします。遠方の方は近くの整備工場にてエンジンを下してもらい送付される場合もあります。
不動車の場合は積車トラックにてお引取りするのも可能です。
分解・洗浄
確実に見分ける意味も含め部品にあった洗浄方法で徹底的に洗浄を行います。
そして必須交換部品や不具合があればそのプロセスを理解し対策を検討します。
機種によっては現状不具合が無くてもメーカーがマイナーチェンジした部品や
小額で流用できる上位グレードの部品がなど大きく耐久性に影響しそうな部品はこの段階までに絞りこみます。
測定
安心して確実に作業できるようバリ取りなどの小加工を済ませた後、20度に保たれた専用のスペースで
ありとあらゆる部品の測定と細かい観察を行い組み込む部品を改めて選定しなおします。
この段階で必要に応じて再度見積書を発行し、最終確認の打ち合わせを行います。
組み立て
当社で扱うエンジンは様々ですが、作業はレース用でもタウンユースでも同じ精度で行います。
主要運動部品の重量調整は±0.1g クリアランス調整などは項目によっては1/1000mm単位で計測します。
バルブ周りはほとんど場合修正を要しますで当たり幅調整や摺り合わせ等地味な作業が続きます。
組み込む部品はボルト1本でも再使用・新品に関係無く無条件で再度チェックします。
各部、調整・確認を何度も繰り返しながら少しづつ完成に向かいます。
動力試験(別料金)
エンジンベンチにセットした後、無負荷で油圧をかけます。改めて機械音や補記類のチェック
各部動作確認をしたらスパークプラグを取り付けいよいよ火が入ります。
アイドリング状態でゆっくり水温を上げ、エンジン内部までしっかり温まったら
ラッピング(ナラシ運転)を開始します。少しづつ回転と負荷レベルを上げながら各部馴染ませます。
初始動からここまでは冷ます事なくノンストップで行います。
改めて各部チェックを済ませた後フルロードによる出力測定を行い”完成”とします。
お預かりしての脱着の場合、
エンジンマウントやクラッチ系統などは事前に確認しエンジンを下した時にしか確認できない
部品は全て目し交換が必要な場合は追って連絡させていただきます。
エンジンは一度組んでしまえば中身は簡単に見れません。その為オーナー様は多かれ少なかれ心配されると思います。
少しでも安心してもらえる様、なるべく進行状況をお伝えしたり写真を送ったりしております。
納品(納車)時には分解した時や組み立て工程、交換部品などの写真と作業記録を保存したUSBメモリーをお渡しします。